茶色い皿
亭主と道の駅にバイキングを食べに行った。
その道の駅では近隣の農家で収穫された作物をバイキング形式で提供しているのだ。
価格も一人1000円以内なので、平日でもレストランは行列ができるほど。
私たちは日曜日、行列覚悟で出かけた。
案の定30分以上待った。
でも、内容は大満足だった。
野菜の料理も肉の料理も充実していた。
私らの近くの席に初老の夫婦らしい男女がいた。
ふと見ると、恰幅のいい夫の目の前の皿の上は茶色一色。
揚げ物やら煮物やらが大好物なのだろう、うずたかく積まれていた。
緑や赤がない。
ややあってその妻(スタイルがいい!)が皿を持って席に戻った。
その皿を見ると、肉類だけでなくサラダや酢の物もあり色のバランスがいい。
量もほどほど。
うわ、こりゃ、奥さん旦那に文句言うなと思った。
『油の取り過ぎ!野菜食べないと!』
たぶん、私だったらそう言うと思う。
しかし、二人は何事もなかったかのように食事をしていた。
奥さんは適当なところで切り上げ、珈琲とデザートを軽く。
夫のほうはまたおかず(今度も茶色)を取りに行き、食べる。
ちらっと見てるだけで胸やけしそうだった。
奥さんは夫の食生活を変えることを諦めてしまったのだろうか。
そして、自分は巻き込まれないように自分のペースで節制しているのだろうか。
夫は妻の諦念に気づいているのか。
あるいは何も言わない奥さんをいい奥さんと思っているのか。
あるいは…
いろいろ想像させてくれる夫婦だった。
で、私たちは、と言うと
亭主は腹八分、私は九分くらいか、
デザートは別腹で。
他人のことはとやかく言えませんな。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)


最近のコメント